令和6年鑑賞会

令和6年2月活動報告

令和6年1月総会と新春鑑賞会

千葉県支部の年次総会と新春名刀鑑賞会が市川市文化会館で青木支部長、千葉県東部支部長以下二十余名の参加を得て開催できましたので、報告させていただきます。総会では支部の活動方針確認、前年の事業報告・会計報告、新年の事業計画・予算などが審議され、委任も含め満場一致で可決されました。意見交換としては昨年7月に開設した支部ホームページHPの現状と課題がありました。開設目的に対する達成度や費用対効果の観点から暫くは現状維持するも、HPの簡素化、低コスト化を検討することになりました。他支部のHP運営も参考にさせて頂きたいと思います。支部の顧問で協会専務理事の柴原様にもご臨席いただき、協会本部の状況、刀剣博物館で開催中の特別展正宗十哲の盛況ぶりなどをご紹介いただきました。総会後は新春名刀鑑賞会に移りました。協会本部からは石井学芸部長にお越しいただき、重美を含む五口の名刀を御持参頂きました。古一文字と古備前の二太刀、慶長刀、寛永短刀、天保短刀の名品でした。入札後は、石井先生から回答、解説、講評を頂きました。二口の太刀はいずれも鎬筋を超える映りが見られる鎌倉中期以前の作風、慶長は一門の特徴が随所に出た作柄、寛永は裏に倶利伽羅彫のある時代的には少数短刀、天保短刀は重ねが異様に厚くも鎧通しとは異なる出来と新春に相応しい豪華な鑑定鑑賞刀でした。天地人はそれぞれ73,71,70の僅差で入札上位者にはお年玉が出ました。鑑賞会の後は場所を変え、石井先生を囲んでの新年懇親会が四年ぶりで開催出来ました。石井先生には新年早々また特別展で御多忙の中を千葉県支部にお運びいただき有難うございました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
次回は2月18日、次々回は3月17日を予定しております。